稲フィル☆つうしんVol.11 

                              平成23年12月11日発行

あれから

 もう入団して4年になりました。早いです。(歳のせいかも知れませんが)


 以前、「稲フィルつうしん」の団員募集コメントでも書かせていただきましたが、元々、

ジャズをやっております。入団のきっかけは、何だったかなあ? そうそう 4年前 コン

トラバスの団員が0になった時期があって、団員である家内から “入りたきゃしょうが

ないから入っていいよ”という言葉を元に入団しました。今考えると入団しろとは頼まれ

ていなかった・・・(笑)


 そこからがもう大変で オケのオもクラッシックのクの字も知らず、本番まであと3か月

というところで、なんとか本番を迎えたのを覚えています。なんせ30分以上もある曲を

譜面通り弾くのも初めて、あと一番の問題はボーイング!ジャズは基本ピチカートで演奏す

るので、ベース始めて20年ぐらい経っていたのですが、弓はポジションを覚えるために

少し練習したぐらいで・・。本当よく本番やったなというのが感想。(今もですが)


 4年たって何が変わったかというと・・あまり変わってないか・・。でも未だに演奏曲が

全て0からの練習なので、新しい発見が色々あります。ライフワークとして音楽をやってい

くことを考えた時、常に追いかける課題があるのは幸せな事だなと感じます。本当素晴らしい

指導者の皆様から音楽の創り方をあらためて勉強させていただいている感覚です。ジャズと

いう音楽は、フォームの有る無しに関わらず即興的に音楽を組み立てて演奏していく音楽で、

手法みたいなところで違いはあるのですが最終的な音楽の創り方(目指すゴール)は一緒な

のだなと…。


 さて 本番です!本番は“幅の広い川を泳いで渡る”イメージがあります。私自身はバタ

バタして溺れそうになりながらなんとかたどり着く・・まだまだそんな演奏ですが・・


 でも“火事場のバカ力”でがんばります。


 今回のプログラムは イタリアとドボルザーク7番 交響曲2連発!


 足をお運びいただいた皆様あっての演奏会!本当ご来場ありがとうございます!


 ぜひお楽しみください〜!

                                    (cb:T・W)


だってオケは楽しいですから

  私がイナフィルに参加させて頂き今回で5回目の定期演奏会が来ます。


  私が一番初めに音楽の楽しさを知ったのは中学生の時です。ブラスバンド部の合奏は本当

に楽しかったです。その“楽しい”という記憶からいずれ合奏を楽しめるように何か楽器習い

たいと選んだのが、なんと、ヴァイオリンだったのです。


 ヴァイオリンの音色は大好きです。しかし音程を取るのは難しく、右手と左手の動きが思い

通りにならず、個人レッスンだけでは楽しさを味わうことはできませんでした。


 何度も挫折を繰り返し出会った仲間のおかげで合奏の楽しさを再度認識しました。そして、

その仲間に誘って頂いたのがイナフィルです。


 ドキドキして見学に行きました。今までの練習とは比べ物にならない音、指揮者や団員の

皆様の迫力に圧倒され楽譜を目で追うことすら儘なりませんでした。「私が入団して迷惑

じゃない?」「いやいや、ついていけるのか?」と考えましたが、少しでも弾けたら楽しい

だろうなと言う自己中心的な思いが優先し入団させて頂きました。


 オケのこと、音楽のことなど詳しいことはほとんどわからない私です。


 そして、うまく弾くことができない私ですが、その空間にいることで幸せな気持ちになれ

ました。こんな気持ちでいられるのも、おおらかで温かいイナフィルの団員の皆様のおかげ

と感謝しています。


 大人がゼロから楽器を初め、続けることは本当に大変なことです。


 楽しくなくては継続できません。でも私はこの先もずっーとヴァイオリンを続けると確信し

ています。


 だってオケは楽しいですから。
                                  
                                    (vn:T・A)


    特別企画
    「稲フィルなう」