稲フィル☆つうしんVol.26 
                         
令和1年12月8日発行


大きな賭けの末に……

  私がフルートを始めたキッカケは、小学6年生の音楽の授業でした。「やってみたい楽器を選びなさい」と、楽器の名前のみが書かれた紙を配られましたが、音や見た目などはさっぱりわからず長く続ける気もなかったため、フルートという名前の響きだけで楽器を選びました。
  先生にフルートと教則本を渡された時に初めてフルートがどんな楽器なのかを知りました。今思うと大変な賭けに出たなと…恐ろしいです…(笑)
  それから、オーケストラに興味を示すまでは間もなく、中学1年生の頃、某有名なピアノとオーケストラのマンガや映画が大流行していました。吹奏楽部に所属していたのですが、吹奏楽コンクールの練習の合間によくこっそりオーケストラの演奏を聴いていました。(先輩に怒られるので内緒ですよ)
  高校へ進学し、ずっと憧れていたオーケストラを遂にできるチャンスがあり地元のユースオーケストラへ入団したものの、小さい団体だったためなんだか物足りず…。大学ではもう少しちゃんとオーケストラをやりたいななんて思いながら高校を卒業し、大学へ進学。その後大学のオーケストラ部に所属し、今まで思い描いていたそれっぽい活動をしていると、稲城フィルとご縁があり入団させていただくことになりました。
  初めは少しアウェイな気持ちもありましたが、通っていくうちに最寄駅が同じ方や、オケ以外の趣味が同じ方がいて今ではとても居心地の良い場所です。初めて見学に行ったその日から団員の皆様にはとてもあたたかく私を迎え入れていただいたので、入団を即決しました!
  本日の稲城フィルの演奏会は、入団してから6回目の演奏会ですが、毎回程よい緊張感があり練習の時とはとても良い意味で全く違う演奏をするので本当に楽しいです。入団してよかったなといつも心から思っています。
  まだ入団してから数年しか経っていませんが…今後とも稲城フィルハーモニー管弦楽団をどうぞよろしくお願いいたします!

                           (fl :H・Y)